WO2006095700A1 - 再生装置、再生方法、及び再生プログラム - Google Patents

Abstract

　サーバから供給されたアプリケーションの実行と連動させながら、光ディスクに記録されたコンテンツを再生する再生装置であって、光ディスクからリージョンコードを検出するディスクリージョン検出部２と、サーバのアドレスからアプリケーションに割り当てられたリージョンコードを推定するアプリリージョン推定部９と、再生装置自体に割り当てられているリージョンコード、光ディスクから検出されたリージョンコード、及び推定されたアプリケーションのリージョンコードの三者が一致しなければ、アプリケーションの実行と連動させたコンテンツの再生を制限する制限部１２とを備える。

Description

明 細 書

再生装置、再生方法、及び再生プログラム

技術分野

[0001] 本発明は、コンテンツの再生装置に関し、特に、アプリケーションプログラムと連動さ せながら光ディスクに記録されたコンテンツを再生する技術に関する。

背景技術

[0002] BD-ROM再生装置では、ネットワーク上のサーバ装置力もダウンロードされたアプリ ケーシヨンプログラム（以下、単に「アプリケーション」という）と、 BD- ROMに記録され たコンテンツとを連動させて、再生させることができる。力かる処理により、 BD-ROMに 記録されたコンテンツに新たな楽しみ方をもたらすことができる。こうした楽しみ方は、 既存の DVD-Videoでは存在し得な!/、ものであり、ネットワークと連動した楽しみ方を 多くの世帯に広めて、 BD-ROM再生装置を普及させたいというの力 BD-ROM再生 装置を制作するメーカの思惑である。

[0003] 関連する技術としては、光ディスクに記録されたデータとネットワーク上のサーバ装 置から受信したデータとを連携して再生する技術が、特許文献 1、及び特許文献 2〖こ 開示されている。

特許文献 1：特開平 10-3459号公報

特許文献 2 :特開平 10-69511号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] ところで、アプリケーションの製作、供給は、著作権者やコンテンツプロバイダ（以下 、単に「プロバイダ」という。）が認めた製作者に限らず、プログラミング技術を有する 一般のユーザにも可能である。そのため、一般ユーザが製作したアプリケーション (以 下、「フリーアプリ」という。）が、第 3国に設置されたサーバ装置により供給されることも 考えられる。ここで第 3国とは、司法による著作権保護が及ばない国 (TRIPS協定、ベ ルヌ条約非加盟国)である。司法による著作権保護が及ばないことから、かかる第 3国 に設置されたサーバにより、著作権の利益を大きく害するようなフリーアプリが供給さ れる恐れがある。具体的にいうと、出演者や映画監督、配給会社を誹謗'中傷するよ うなフリーアプリ、悪質なパロディ、映画頒布地以外の国'地域での視聴を助けるよう なフリーアプリが挙げられる。

[0005] 第 3国サーノくからの供給による被害が深刻化すれば、フリーアプリの取り締まりを強 化するような強行論が映画関係者力 生じると思われる。しかしかかる強行論では、 優良なユーザによるフリーアプリの制作'利用も封殺されることになり、フリーアプリを 楽しみにしているようなユーザ層の反感を買う。その結果、 BD-ROM再生装置は、ュ 一ザの支持を得ることができず、巿場力 忘れ去られることも考えられる。

[0006] 本発明の目的は、フリーアプリの製作'利用を望むユーザと、著作権者の利益との 調和を図ることができる再生装置、再生方法、及び再生プログラムを提供することで ある。

課題を解決するための手段

[0007] 上記目的を達成するために、本発明に係る再生装置は、サーバから供給されたァ プリケーシヨンプログラムの実行と連動させながら、光ディスクに記録されたコンテンツ を再生する再生装置であって、光ディスク力 リージョンコードを検出する検出手段と 、サーノから供給されたアプリケーションプログラムの出所に基づいてリージョンコー ドを推定する推定手段と、再生装置自体に割り当てられているリージョンコードと光デ イスタカ 検出されたリージョンコードと推定手段により推定されたリージョンコードとが 一致しなければ、アプリケーションプログラムの実行と連動させたコンテンツの再生を 制限する制限手段とを備えることを特徴としている。

[0008] ここで出所とは、アプリケーションの製作者、アプリケーションの改変者、アプリケー シヨンを供給するサーバ等のアプリケーションの供給経路の何れ力、若しくはこれらを 包含する供給経路自体である。

上記目的を達成するために、本発明に係る再生方法は、リージョンコードが割り当 てられている再生装置において、サーノから供給されたアプリケーションプログラムの 実行と連動させながら、光ディスクに記録されたコンテンツを再生する再生方法であ つて、光ディスクからリージョンコードを検出する検出ステップと、サーバから供給され たアプリケーションプログラムの出所に基づいてリージョンコードを推定する推定ステ ップと、前記再生装置に割り当てられているリージョンコードと光ディスク力 検出され たリージョンコードと推定手段により推定されたリージョンコードとがー致する場合に、 アプリケーションプログラムの実行と連動させたコンテンツの再生を許可し、一致しな V、場合に、アプリケーションプログラムの実行と連動させたコンテンツの再生を制限す る制御ステップとを含むことを特徴として 、る。

[0009] 上記目的を達成するために、本発明に係る再生プログラムは、リージョンコードが割 り当てられて 、るコンピュータにお!/、て、サーバから供給されたアプリケーションプロ グラムの実行と連動させながら、光ディスクに記録されたコンテンツを再生させる再生 プログラムであって、光ディスク力 リージョンコードを検出する検出ステップと、サー ノくから供給されたアプリケーションプログラムの出所に基づいてリージョンコードを推 定する推定ステップと、前記再生装置に割り当てられているリージョンコードと光ディ スク力 検出されたリージョンコードと推定手段により推定されたリージョンコードとが 一致する場合に、アプリケーションプログラムの実行と連動させたコンテンツの再生を 許可し、一致しない場合に、アプリケーションプログラムの実行と連動させたコンテン ッの再生を制限する制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴としている

発明の効果

[0010] 上記の構成により、本発明に係る再生装置では、アプリケーションの出所力 推定 されるリージョンコード力 再生装置及び光ディスクに割り当てられたリージョンコード と一致しない限り、アプリケーションの実行と連動させたコンテンツの再生が制限され る。従って、好ましくない出所力も供給されたアプリケーションと連動させてのコンテン ッの再生を制限することができる。

[0011] また、前記推定手段は、前記アプリケーションプログラムに割り当てられているリー ジョンコードを、推定結果として用いるとしてもよい。

プロバイダに認められたアプリケーションは、プロバイダの意に沿う内容、及びリー ジョンコードの割り当てが行われていると考えられる。そのため、本発明に係る再生装 置では、プロバイダに認められたアプリケーションであれば、プロバイダが望まない地 域での連動再生が制限される。 [0012] また、再生装置はさらに、前記サーバから供給されるデジタル署名情報に基づいて 、前記出所の正当性を判定する判定手段を備え、前記推定手段による前記アプリケ ーシヨンプログラムに割り当てられているリージョンコードの使用は、前記判定手段に より前記出所が正当であると判定された場合になされるとしてもよい。

アプリケーションの内容やリージョンコードの割り当てに不都合がなければ、プロバ イダやプロバイダに認められた機関等によりアプリケーションにデジタル署名が付カロ され、出所の正当性が保証されると想定される。しかし、デジタル署名による正当性 の判定では、署名されたアプリケーションが改変されている場合、出所の正当性が証 明されない。そのため、本発明に係る再生装置では、アプリケーションに割り当てられ ているリージョンコード力 再生装置及び光ディスクに割り当てられているリージョンコ ードと一致するように、不正に改竄されていたとしても、アプリケーションとコンテンツと が連動再生されることがな 、。

[0013] また、前記出所とは、前記サーバの所在であるとしてもよい。

これによつて、本発明に係る再生装置では、 日本で販売された光ディスク及び再生 装置と、第 3国のサーノくから送信されたアプリケーションとの組合せの場合は、アプリ ケーシヨンと連動させたコンテンツの再生が制限されることになる。

同様に、 日本で販売された光ディスク及び再生装置を第 3国に持ち込んだとしても 、アプリケーションの実行と連動させたコンテンツの再生は制限されることになる。

[0014] また、再生装置はさらに、アプリケーションプログラムの供給元として許可する所在 を示す許可情報を保持している許可情報保持手段を備え、前記推定手段は、前記 サーバの所在が、前記許可情報により示される所在に含まれる場合に、前記光ディ スク力 検出されたリージョンコード、及び、再生装置自体に割り当てられているリー ジョンコードの何れかと同じリージョンコードを、推定結果とするとしてもよい。

[0015] これによつて、サーバが実際に設置されている国のリージョンコード力 再生装置に 割り当てられたリージョンコードと異なる場合にも、サーバの所在が予め許可情報に 登録されていれば、アプリケーションと連動させたコンテンツの再生が可能となる。 また、前記光ディスクにはさらに、アプリケーションプログラムの供給元として許可す る所在を示す許可情報が記録されており、再生装置はさらに、光ディスクから許可情 報を検出する情報検出手段を備え、前記推定手段は、前記サーバの所在が、前記 許可情報により示される所在に含まれる場合に、前記光ディスクから検出されたリー ジョンコード、及び、再生装置自体に割り当てられているリージョンコードの何れかと 同じリージョンコードを、推定結果とするとしてもよい。

[0016] これによつて、サーバが実際に設置されている国のリージョンコード力 光ディスク に割り当てられたリージョンコードと異なる場合にも、サーバの所在が予め許可情報 に登録されて 、れば、アプリケーションと連動させたコンテンツの再生が可能となる。 プロバイダは、許可情報と共にコンテンツを頒布することができるので、不都合のない 範囲でアプリケーションの供給を認め、アプリケーションと連動させたコンテンツの再 生をコントロールすることができる。

[0017] また、前記許可情報は、地域名を用いて前記許可する所在を示すとしてもよ ヽ。

これによつて、本発明に係る再生装置では、司法により著作権が保護される国や地 域を、予め許可情報に登録しておくことで、悪質なフリーアプリの規制を司直の手に ゆだねつつ、このような国に設置された広範なサーバから優良なフリーアプリの供給 を受けることができる。

[0018] 従って、司法により著作権が保護される国に設置されたサーバであれば、リージョン コードの異なる国へアプリケーションを供給することができ、優良なユーザによるフリ 一アプリの制作'利用を封殺することなぐ著作権者であるプロバイダの利益を守るこ とがでさる。

また、前記許可情報は、ネットワーク上のアドレスを用いて前記許可する所在を示 すとしてもよい。

[0019] 例えば、プロバイダの公認サーバ等、悪質なアプリケーションを供給し ヽな 、こと力 S 想定されるサーバのアドレスを、予め許可情報に登録しておくことで、本発明に係る 再生装置では、予め登録されているサーバ力 何れのリージョンコードが割り当てら れた地域に設置されて 、るとしても、これら特定のサーバからはアプリケーションの供 給を受けることができる。

[0020] 従って、プロバイダが認めたサーバであれば、リージョンコードの異なる複数の国へ アプリケーションを供給することができ、優良なユーザによるフリーアプリの制作 ·利用 を封殺することなぐ著作権者であるプロバイダの利益を守ることができる。

また、前記推定手段は、前記サーバのドメイン名に含まれるカントリーコードトップレ ベルドメインにより示される国を、前記サーバの所在として、当該国に応じたリージョン コードを推定結果とするとしてもよい。

[0021] これによつて、本発明に係る再生装置は、サーバの所在を容易に特定することがで きる。

また、前記推定手段は、前記アプリケーションプログラムの供給を受ける際に、供給 を受けるための接続先が、異なるカントリーコードのアドレスへ変更される度に、前記 推定を実行するとしてもよい。

[0022] これによつて、本発明に係る再生装置は、アプリケーションの取得中に接続先がジ ヤンプする場合に、ジャンプ先のカントリーコードを用いて、アプリケーションと連動さ せたコンテンツの再生を実行する力否かを制御できる。従って、ユーザが意図しない サーバへ接続先が変更される、所謂フィッシング (phishing)によって、未知のサーバか ら悪質なアプリケーションが供給され、このアプリケーションの実行により被害を受け るおそれを抑えることが出来る。

[0023] また、前記アプリケーションプログラムには、前記サーバにおいて、供給時期に応じ たリージョンコードが割り当てられており、再生装置はさらに、前記制御手段により、前 記アプリケーションプログラムの実行と連動させたコンテンツの再生が制限された場 合、前記コンテンツを次に再生する際に、前記アプリケーションプログラムの供給を再 度受ける再取得手段を備えるとしてもよい。

[0024] アプリケーションには、コンテンツが公開された地域のリージョンコードが割り当てら れるので、公開前の地域ではアプリケーションの連動が制限される。しかし、公開後 にコンテンツを再生するときは、当該地域のリージョンコードが新たに割り当てられた アプリケーションが再取得されるので、アプリケーションと連動させたコンテンツの再 生が可能となる。

図面の簡単な説明

[0025] [図 1]本発明に係る再生装置 200の使用形態を示す図。

[図 2]BD- ROM100の構成を示す図。 圆 3]第 1実施形態に係る再生装置 200の内部構成を示す図。

[図 4] (a)は、ローカルストレージに格納された公認アプリの構成を示す図、（b)は、口 一力ルストレージに格納された非公認アプリの構成を示す図。

[図 5]再生制御処理の処理手順を示すフローチャート。

[図 6]リージョン推定処理の処理手順を示すフローチャート。

[図 7]ディスク Z装置リージョンと、アプリリージョンとの組み合せを示す図。

圆 8]第 1実施形態の変形例に係るリージョン推定処理の処理手順を示すフローチヤ ート。

圆 9]第 2実施形態に係る再生装置 200の内部構成を示す図。

圆 10]プロバイダ条件情報の構成を示す図。

圆 11]第 3実施形態に係る再生装置 200の内部構成を示す図。

圆 12]第 3実施形態に係る接続先変更処理の処理手順を示すフローチャート。 圆 13]アプリケーションの取得時に接続先が変更されることを示す警告表示の一例。

[図 14]第 4実施形態に係る再生制御処理の処理手順を示すフローチャート。

符号の説明

1 BDドライブ

2 ネットワークデバイス

3 ローカルストレージ

4 装置リージョン保持部

5 連動コンテンツ生成部

6 再生部

7 地域情報保持部

8 マイコンシステム

9 アプリリージョン推定部

10 連動条件取得部

11 ディスクリージョン検出部

12 制限部

13 条件情報保持部 14 アプリケーション取得制御部

15 提示部

100、 101、 102

BD-ROM

200 再生装置

300 リモコン

400 テレビ

500、 501、 502、 503、 504、 505

供給サーバ

501a, 501b, 504a

公認アプリ

501c, 502b, 503a, 504b, 505a

非公認アプリ

発明を実施するための最良の形態

[0027] (第 1実施形態）

以下、本発明に係る再生装置 200の実施形態につ ヽて説明する。

図 1は、発明に係る再生装置 200の使用形態を示す図である。再生装置 200は、 再生装置 200、リモコン 300、テレビ 400と共にホームシアターシステムを形成する。 供給サーバ 500は、ネットワークを介してアプリケーションを供給するサーバ装置であ る。供給サーバ 500が供給するアプリケーションには、リージョンコード及びデジタル 署名が付されたアプリケーション (以下、「公認アプリ」という。）と、リージョンコード及 びデジタル署名が付されていないアプリケーション (以下、「非公認アプリ」という。）と がある。公認アプリに付されたデジタル署名は X. 509証明書であって、公認アプリは 、デジタル署名の認証により、アプリケーションの製作者がプロバイダが公認した製作 者であるか否か、及び、アプリケーションとリージョンコードとが改竄されているか否か を検証可能である。 X. 509については、 RFC2459等に詳細が開示されており、本 明細書ではこれらの説明を省略する。

[0028] BD- ROM100は、本ホームシアターシステムに映画作品等のコンテンツを供給する 記録媒体である。再生装置 200は、リモコン 300に対するユーザ操作に応じて、 BD- ROM100に記録されたコンテンツを再生する通常再生機能に加えて、 BD- ROM100 に記録されたコンテンツに、アプリケーションを連動させて再生する連動再生機能を 有する BD- ROMプレーヤである。

[0029] このホームシアターシステムにおける BD-ROM100について説明する。図 2は、本 実施形態に力かる BD- ROM100の構成を示す図である。本図に示す BD- ROM100 は、コンテンツが記録された読出専用光ディスクである。この BD-ROM100の最内周 にあたるリードイン領域には、リージョンコードと、条件情報とが記録されている。ボリュ ーム領域には、コンテンツが記録されている。リージョンコードは、この BD- ROM100 が再生可能な地域を示す。以下、 BD-ROMのリードイン領域に記録されているリージ ヨンコードを、「ディスクリージョン」という。条件情報は、『連動条件』、『許可アドレスフ ラグ』、『許可アドレス』と力もなり、プロバイダがこれらの情報を設定することで、コンテ ンッに対する非公認アプリの連動再生を管理することが出来る。

[0030] 『連動条件』は、非公認アプリの連動再生を実行する条件であり、「0」が設定されて いれば、非公認アプリの連動実行を無条件で許可することを示し、「1」が設定されて いれば、非公認アプリのリージョンコードを推定し、連動再生を条件付で許可すること を示し、「2」が設定されていれば、非公認アプリの連動実行を無条件で不許可とする ことを示す。

[0031] 『許可アドレスフラグ』は、プロバイダにより公認されたサーバの有無を示す。『許可 アドレス』は、許可アドレスフラグにより公認サーバがあることが示される場合にのみ有 効となり、 1つ以上の公認サーバのアドレスを示す。プロバイダは、コンテンツと共に 条件情報を設定して BD-ROMを頒布することで、コンテンツに対する非公認アプリの 連動をコントロールすることが出来る。

[0032] 尚、サーバアドレスは、 IPアドレス、ドメイン名の何れを用いても、ネットワーク上の D NS (Domain Name System)サーバへの問い合わせにより、ドメイン名一 IPアドレス 間の変換が可能である。以下、本明細書では、 IPアドレス、ドメイン名の何れも、単に アドレスと表記とし、ドメイン名一 IPアドレス間の変換は、 DNSサーバへの問い合わ せにより随時解決するものとして、説明を省略する。 [0033] 続いて再生装置 200の内部構成について説明する。図 3は、再生装置 200の内部 構成を示す図である。本図に示すように再生装置 200は、 BDドライブ 1、ネットワーク デバイス 2、ローカルストレージ 3、装置リージョン保持部 4、連動コンテンツ生成部 5、 再生部 6、地域情報保持部 7、マイコンシステム 8を備える。

BDドライブ 1は、 BD- ROM100のローデイング Zイジェクトを行い、 BD- ROMに対す るアクセスを実行する。

[0034] ネットワークデバイス 2は、ネットワークを介して供給サーバ 500へアクセスし、供給 サーバ 500からアプリケーションの供給を受ける。ここで供給サーバ 500のアドレスは 、ユーザによる入力、コンテンツ中の記述等から取得される。また、ポータルサイトを 提供するサーバのアドレスを、予めネットワークデバイス 2が保持して!/、るとしてもよ!/ヽ

[0035] ローカルストレージ 3は、ネットワークデバイス 2により取得されたアプリケーションが 格納される。ここで格納されるアプリケーションには、ネットワークデバイス 2によりァプ リケーシヨンが取得されたサーバのアドレスが付される。具体的には、取得されたァプ リケーシヨンが認証アプリである場合、ネットワークデバイス 2は、デジタル署名とリー ジョンコードとサーバアドレスとをアプリケーションに付した図 4の（a)に示す状態で、 認証アプリをローカルストレージ 3へ格納する。一方、取得されたアプリケーションが 非認証アプリである場合、ネットワークデバイス 2は、アプリケーションを取得したサー バのアドレスをアプリケーションに付した図 4の（b)に示す状態で、非公認アプリを口 一力ルストレージ 3へ格納する。

[0036] 装置リージョン保持部 4は、再生装置 200が販売された地域に割り当てられたリー ジョンコードを、書き換え不能な状態で保持している。以下、装置リージョン保持部 4 に保持されて 、るリージョンコードを「装置リージョン」と!ヽぅ。

連動コンテンツ生成部 5は、 BDドライブ 1により BD-ROM100から読み出されたコン テンッのデータと、ローカルストレージ 3から読み出されたアプリケーションのデータと をマージし、連動コンテンツを生成する。

[0037] 再生部 6は、動画像のデコードを行うビデオデコーダ、音声のデコードを行うオーデ ィォデコーダ、字幕のデコードを行うグラフィクスデコーダ等力も構成され、 BD- ROM に記録されたコンテンツ、及び、連動コンテンツ生成部 5において生成された連動コ ンテンッの再生を行う。

地域情報保持部 7には、再生装置 200において連動再生に使用する非認証アプリ の供給元として許可される国、及び地域を、 ISO (International Organization for St andardization)の IS03166で規定されたカントリーコード（c country code)を用いて 示す地域情報が格納されている。地域情報には、司法により著作権が保護される国 、及び地域が、再生装置 200の製造時にメーカーによって登録されている。

[0038] マイコンシステム 8は、 CPU, ROM, RAMからなるコンピュータシステムである。 R OMに格納されたプログラムが CPUに読み込まれ、プログラムとハードウェア資源と が協動することにより、マイコンシステム 8は、アプリリージョン推定部 9、連動条件取 得部 10、ディスクリージョン検出部 11、制限部 12の機能を実現する。

アプリリージョン推定部 9は、デジタル署名を用いて公認アプリを認証し、認証により 正当性が確かめられた場合には、公認アプリに付されているリージョンコードを取得 して出力する。認証により正当性が確かめられない場合、及びアプリケーションが非 公認アプリである場合には、アプリリージョン推定部 9は、アプリケーションを供給した サーバのアドレスを用いてリージョンコードを推定して出力する。以下、アプリリージョ ン推定部 9が出力するリージョンコードを、「アプリリージョン」という。

[0039] 連動条件取得部 10は、 BDドライブ 1により BD-ROM100から読み出されたデータ から、条件情報を取得する。

ディスクリージョン検出部 11は、 BDドライブ 1により BD-ROM100から読み出された データから、ディスクリージョンを取得する。

制限部 12は、装置リージョン、ディスクリージョン、及びアプリリージョンの三者の組 み合せに応じて、連動コンテンツ生成部 5による連動コンテンツの生成を制御する。

[0040] 以上が、再生装置 200の構成である。

続いて、マイコンシステム 8によるアプリリージョンを用いた再生制御について説明 する。

図 5は、再生制御処理の処理手順を示すフローチャートである。

再生制御処理では、コンテンツの再生を指示するユーザ操作に応じて、先ず Sl〜 S3の処理によりコンテンツとアプリケーションが読み出される。 S1は、 BDドライブ 1に よるデータの読み出しであり、 S2は、読み出されたデータ力 の、ディスクリージョン 検出部 11によるディスクリージョンの取得である。また、 S3は、ローカルストレージ 3に 格納されたアプリの読み出しである。

[0041] アプリケーションの読み出しの後、アプリリージョン推定部 9は、読み出されたアプリ ケーシヨンのデジタル署名を用いた正当性判定を行う（S4)。アプリケーションの正当 性判定とは、アプリケーションの製作者がプロバイダに公認された製作者である力否 力 及び、アプリケーションとリージョンコードとが改竄されているか否かを、デジタル 署名を用いて検証することであり、プロバイダに公認された製作者で且つ、改竄がな されて 、な 、場合に正当であると判定する。

[0042] 公認アプリが正当である場合（S4:Yes)には、 S5の手順で、アプリケーションに付さ れているリージョンコードが取得され、公認アプリが改竄されていたり、非公認アプリ であった場合には（S4:No)、 S8〜S10の手順で、リージョンコードが推定される。

S8は、連動条件取得部 10が、 S1で読み出されたデータ力 条件情報を取得する 処理である。取得された条件情報に設定されている連動条件が、連動再生の無条件 許可を示す「0」であれば (S9 :無条件許可）、制限部 12が、連動コンテンツ生成部 5 によるアプリケーションとコンテンツとのマージを許可する。この結果、 S7の手順で、 連動コンテンツ生成部 5、及び再生部 6により、アプリケーションを連動させたコンテン ッの再生が実行される。

[0043] S8で取得された条件情報に設定されている連動条件が、連動再生の無条件不許 可を示す「2」であれば (S9 :無条件不許可）、制限部 12が、連動コンテンツ生成部 5 によるアプリケーションとコンテンツとのマージを禁止する。この結果、 Sl l、 SI 2の手 順で、連動コンテンツ生成部 5、及び再生部 6により、通常のコンテンツの再生が実行 される。

[0044] S8で取得された条件情報に設定されて ヽる連動条件が、条件付きで連動再生を 許可することを示す「1」であれば (S9：条件付き許可)、条件情報に設定されて！、る 許可アドレスフラグ、及び許可アドレスが、連動条件取得部 10からアプリリージョン推 定部 9に通知される。通知を受けたアプリリージョン推定部 9は、 S10のリージョン推定 処理を実行して、アプリケーションを供給したサーバのアドレスに基づくアプリリージョ ンを推定する。

[0045] S5でアプリリージョンが取得された場合、及び、 S 10でアプリリージョンが推定され た場合には、制限部 12は、ディスクリージョン、装置リージョン、及び、アプリリージョン を比較し、全て一致する場合に（S6:Yes)、連動コンテンツ生成部 5によるアプリケー シヨンとコンテンツとのマージを許可し、連動コンテンツを生成させる。この結果、連動 コンテンツ生成部 5、及び再生部 6により、アプリケーションと連動させたコンテンツの 再生が実行される（S7)。三者のリージョンが一致しない場合には（S6 :No)、制限部 12は、連動コンテンツ生成部 5によるアプリケーションとコンテンツとのマージを禁止 し、連動コンテンツ生成部 5に BDドライブ 1で読み出されたコンテンツをそのまま出力 させる。この結果、 Sl l、 S12の手順で、連動コンテンツ生成部 5、及び再生部 6によ り、通常のコンテンツの再生が実行される。以上が再生制御の処理手順である。

[0046] 以上の再生制御の処理手順により、デジタル署名により正当性が確認されたアプリ ケーシヨンに付されているアプリリージョン、若しくは、サーバのアドレスに基づいて推 定されたアプリリージョン力 ディスク Z装置リージョンと一致する場合にのみ、アプリ ケーシヨンの実行と連動させたコンテンツの再生を実行することが出来る。

次に、アプリリージョン推定部 9によるリージョン推定処理の詳細について説明する

[0047] 図 6は、リージョン推定処理の処理手順を示すフローチャートである。リージョン推定 処理においてアプリリージョン推定部 9は、先ずアプリケーションに付されているサー バアドレスを取得し (S21)、その後、 BDドライブ 1により読み出された条件情報の許 可アドレスフラグに基づ 、て、 BD-ROM100に許可アドレスが設定されて!、るか否か の判定を行う（S22)。

[0048] BD-ROM100に許可アドレスが設定されていれば（S22:Yes)、 S23〜S27、及び S32の手順で、プロバイダにより定められた条件に応じてリージョンコードを推定し、 B D-ROM100に許可アドレスが設定されていなければ（S22:No)、 S28〜S32、及び S27の手順で、再生装置 200が保持する条件に応じてリージョンコードを推定する。

[0049] プロバイダにより定められた条件に応じたリージョンコードの推定では、先ず、 S23 の処理手順で、公認されたサーノくから供給されたアプリケーションである力否かを、 アプリケーションに付されて 、るサーバアドレスと、 BD- ROM100に設定されて!ヽる許 可アドレスとの比較により判定する。アプリケーションに付されて 、るサーバアドレスが 、許可アドレスとして設定されている場合 (S23 : Yes)、アプリリージョン推定部 9は、 ディスクリージョンと同じリージョンコードを、アプリリージョンとして推定する（S24)。

[0050] 一方、アプリケーションに付されて!、るサーバアドレス力 許可アドレスとして設定さ れていない場合（S23:No)、 S25、 S26の手順でサーバのカントリーコードを取得す る。

S25は、サーバのドメインのうち、トップレベルドメイン（Top Level Domain、以下「T LD」という）力 ccTLD (country code TLD)であるか否かの判定である。 TLDが ccTL Dである場合（S25:Yes)は、サーバのドメイン力もカントリーコードを取得し（S26)、 サーバドメインのカントリーコードが示す国、又は地域に割り当てれれているリージョ ンコードを、アプリリージョンとして推定する（S27)。サーバドメインの TLDが gTLD (ge neric TLD)である場合（S25:No)は、供給サーバが設置されている国、若しくは地 域を推定することが出来ないため、アプリケーションに割り当てられたリージョンコード がないと推定する（S32)。

[0051] 再生装置 200が保持する条件に応じたリージョンコードの推定では、先ず、 S28、 S 29の手順でサーノ のカントリーコードを取得する。 S28、 S29の処理は、 S25、 S26 と同様の処理であり、サーバのドメインの TLDが ccTLDである場合（S28:Yes)は、サ ーバのドメイン力もカントリーコードを取得し（S29)、取得したカントリーコード力 連 動再生に使用する非認証アプリの供給元として許可する国、地域として、地域情報 保持部 7に保持されているか否かを判定する（S30)。 S30が Yesであれば、アプリリ 一ジョン推定部 9は、装置リージョンと同じリージョンコードをアプリリージョンとして推 定し（S31)、 S30が Noであれば、アプリリージョン推定部 9は、サーバドメインのカン トリーコードが示す国、又は地域に割り当てられているリージョンコードを、アプリリー ジョンとして推定する（S27)。また、サーバドメインの TLDが gTLDである場合（S28:N o)は、アプリケーションに割り当てられたリージョンコードがないと推定する（S32)。

[0052] 以上のリージョン推定処理の処理手順により、アプリケーションを供給するサーバの アドレスに基づいて、アプリリージョンを推定することが出来る。

以下、様々な国に設置されている供給サーバからアプリケーションが供給される場 合に、上述の再生装置 200において、どのような条件でアプリケーションの連動再生 が実行されるかを説明する。

[0053] 図 7は、ディスク Z装置リージョンと、アプリリージョンとの組み合せを示す図である。

再生装置 200は、日本で販売されたものであり、装置リージョンとして、日本を含む地 域に割り当てられた「2」が設定されている。また、再生装置 200の地域情報保持部 7 には、 X国のカントリーコードである「xx」のみが設定されている。これは、 X国は司法 による著作権保護が及ぶが、 Y国については TRIPS協定、ベルヌ条約非加盟国であ り、司法による著作権保護が及ばないためである。尚、 X国、 Y国は、何れもリージョン コードとして「5」が割り当てられて 、る地域である。

[0054] コンテンツ Aが記録された BD- ROM101、及びコンテンツ Bが記録された BD- ROM 102も再生装置 200と同様に、日本で販売されたものであり、何れもディスクリージョ ンとして「2」が設定されている。ただし、 BD-ROM101の条件情報には許可アドレス が設定されて 、な 、が、 BD- ROM102の条件情報には許可アドレス「eee.ac.yy」が設 定されている。

[0055] 先ず、このような状態の再生装置 200で、公認アプリの連動再生が実行される条件 について説明する。尚、ここでは、公認アプリが改竄されていないものとする。

公認アプリの供給を受けた場合、再生装置 200は、供給サーバが設置されている 国に係らず、公認アプリに付されて 、るリージョンコードに基づ 、て連動再生の可否 が判断される。ここで日本 (jp)での使用が許可されている公認アプリ 501a、 502a, 及び 504aにはリージョンコードとして「2」が付されており、米国（us)での使用が許可 されている公認アプリ 501bにはリージョンコードとして「1」が付されている。そのため 、リージョンコードとして「2」が付されている公認アプリ 501a、 502a,及び 504aは、コ ンテンッ八、 Bの何れとも連動再生が許可される。しかし、公認アプリ 501bは、日本に 設置された供給サーバ 501から供給されるが、リージョンコードとして「1」が付されて いるため、コンテンツ A、 Bの何れとも連動再生が制限される。

[0056] 次に、再生装置 200で、非公認アプリの連動再生が実行される条件について説明 する。非公認アプリは、供給サーバのアドレス、地域情報保持部 7に設定されている カントリーコード、及び、 BD-ROMに設定された許可アドレス等の組み合せによって、 再生装置 200で推定されるリージョンコードが異なる。

コンテンツ Aは、 BD- ROM101の条件情報に許可アドレスが設定されていないため 、非公認アプリのアプリリージョン力 供給サーバの ccTLDと、再生装置 200の地域 情報保持部 7に保持されている X国のカントリーコード「xx」との比較により推定される 。その結果、 X国に設置されている供給サーバ 502、 503から供給される非公認アブ リ 502b、 503aは、アプリリージョンとして装置リージョンと同じ「2」が推定され、コンテ ンッ Aとの連動再生が許可される。しかし、 Y国に設置されている供給サーバ 504、 5 05から供給される非公認アプリ 504b、 505aは、 Y国のカントリーコード「yy」が地域 情報保持部 7に保持されていないため、サーバの ccTLD「yy」に基づいて、 Y国に割 り当てられて 、る「5」がアプリリージョンとして推定され、コンテンツ Aとの連動再生が 制限される。ただし、日本のカントリーコード「jp」も地域情報保持部 7に保持されてい ないが、日本に設置されている供給サーバ 501から供給される非公認アプリ 501cは 、供給サーバ 501の ccTLD「jp」に基づいて、日本に割り当てられている「2」がアプリリ 一ジョンとして推定されるため、コンテンツ Aとの連動再生が許可される。

一方、コンテンツ Bは、 BD- ROM102の条件情報に許可アドレスが設定されている ため、非公認アプリのアプリリージョン力 供給サーバのアドレスと、 BD- ROM102に 設定されている許可アドレス「eee.a yy」との比較により推定される。その結果、 X国、 及び Y国に設置されている供給サーバのうち、ドメインが「eee.ac.yy」である供給サー ノ 505から供給される非公認アプリ 505aは、アプリリージョンとしてディスクリージョン と同じ「2」が推定され、コンテンツ Aとの連動再生が許可される。しかし、 X国、及び Y 国に設置されている 505以外の供給サーバ 502、 503、及び 504は、アドレスが許可 アドレスに登録されていない。そのため、これらの供給サーバから供給される非公認 アプリ 502b、 503a,及び 504bは、アプリリージョンとして、各供給サーノの ccTLDに 基づいて、 X国、及び Y国に割り当てられた「5」が推定され、コンテンツ Aとの連動再 生が制限される。ただし、 日本に設置されている供給サーバ 501も、アドレスが許可 情報に登録されていないが、供給サーバ 501から供給される非公認アプリ 501cは、 供給サーバ 501の ccTLD「jp」に基づ!/、て、 日本に割り当てられて!/、る「2」がアプリリ 一ジョンとして推定されるため、コンテンツ Aとの連動再生が許可される。

[0058] 以上のように、本実施形態によれば、推定したアプリケーションのリージョンコードが 、装置 Zディスクのリージョンコードと一致しなければ、アプリケーションと連動させた コンテンツの再生が制限される。

著作権が保護されていない国に設置されたサーノから供給されるアプリケーションは 、連動再生が制限されるので、著作権者の利益を守ることができる。その一方で、ァ プリケーシヨンの製作'利用を望むユーザは、司法による著作権保護が可能であり再 生装置 200に登録されて 、る国や、 日本に設置されたサーノからアプリケーションを 供給することで、日本国内で販売された再生装置 200と BD-ROMとにおける、連動 再生を楽しむことができる。

[0059] 尚、本実施形態では、プロバイダが BD-ROMに設定した条件情報と、製造メーカー が再生装置 200に設定した地域情報との何れかを選択的に用いて、非公認アプリの 供給元を限定した。しかし、非公認アプリの供給元は、他の方法で限定してもよい。 以下に、 BD-ROMに設定されている条件情報と、再生装置 200に設定されている 地域情報との何れかを満たすサーバを、非公認アプリの供給元として許可する変形 例について説明する。

[0060] 具体的には、アプリリージョン推定部 9によるリージョン推定処理の処理手順を図 8 のようにすることで、 BD-ROMに設定されている条件情報と、再生装置 200に設定さ れて 、る地域情報との何れかを満たすサーバを、非公認アプリの供給元として許可 することができる。

図 8のフローチャートは、図 6に示すフローチャートと比較して、サーバアドレスが、 B D-ROMの条件情報に許可アドレスとして設定されているか否かを判定する S43の処 理手順にお 、て、サーバアドレスが許可アドレスに設定されて ヽな 、場合の処理が 異なる。

[0061] 図 6のフローチャートでは、サーバアドレスが許可アドレスに設定されていない場合

(S23:No)に、サーバアドレスの ccTLDにより示される地域のリージョンコードがアプリ リージョンとして推定された。 本変形例では、許可アドレスに設定されていない場合（S43:No)、さらに、 S45以 降の手順により、サーバアドレスの ccTLDが地域情報に設定されているならば（S47: Yes)装置リージョンと同じリージョンコードがアプリリージョンとして推定される（S48)

[0062] これによつて、本変形例では、非公認アプリの供給を図 7の各サーノから受けた場 合、許可情報が設定されていないコンテンツ Aでは、日本に設置されたサーノくからの 非公認アプリ 501cと、地域情報により許可される X国に設置されたサーノからの非 公認アプリ 502b、 503aとの連動実行が許可され、許可情報が設定されているコンテ ンッ Bでは、非公認アプリ 501c、 502b, 503aにカロえて、 BD- ROMの許可アドレスに サーバアドレスが設定されている供給サーバ 505からの非公認アプリ 505aとも連動 実行が許可される。

(第 2実施形態）

第 1実施形態では、連動条件が BD-ROMに記録されていた。第 2実施形態は、連 動条件を再生装置 200に保持させる実施形態である。

[0063] 図 9は、第 2実施形態に係る再生装置 200の内部構成を示す図である。第 2実施形 態に係る再生装置 200は、図 3の構成に、条件情報保持部 13を追加した構成である 条件情報保持部 13は、コンテンッのプロバイダ毎にプロバイダ条件情報を格納し ている。

図 10は、条件情報保持部 13が格納しているプロバイダ条件情報の構成を示す図 である。それぞれのプロバイダ条件情報は、実施形態 1で BD-ROMに記録されてい た条件情報に、コンテンツのプロバイダを一意に識別する『プロバイダ ID』が追加さ れたデータである。

[0064] 本実施形態に係る BD-ROMのリードイン領域には、プロバイダ IDが記録されており 、再生装置 200は、再生制御処理にあたって、 BD-ROMのリードイン領域に記録され ているプロバイダ IDを取得する。連動条件取得部 10は、このプロバイダ IDに対応す るプロバイダ条件情報を、条件情報保持部 13から取得する。

ここで取得されたプロバイダ条件情報を、第 1実施形態の条件情報に変えて用いる ことで、図 6に処理手順を示す再生制御処理により、非公認アプリの供給元をプロバ イダ毎に異なる設定で制限することができる。更に、対応するプロバイダ条件情報が 無 ヽプロノイダにより頒布されたコンテンッには、地域情報を用 、て複数のプロバイ ダに共通する設定で非公認アプリの供給元を制限することができる。

[0065] 以上のように、本実施形態によれば、プロノイダは BD-ROM毎に条件情報を記録し ておかなくとも、自社が頒布したコンテンツと連動させる非公認アプリの供給元を一律 に制限することが可能となる。

(第 3実施形態）

第 1実施形態における再生装置 200は、リモコン 300に対するユーザ操作に応じて コンテンツを再生するにあたって、非公認アプリのアプリリージョンを推定し、連動再 生を制御した。これに対し第 3実施形態では、アプリケーションの取得時に、非公認 アプリのアプリリージョンを推定し、連動再生の可否を判定する。

[0066] ネットワークデバイス 2は、アプリケーションの取得にあたり、ユーザにより入力された アドレスや、 BD-ROM100に記録されているアドレスへアクセスする。アクセス先が供 給サーバであれば、ネットワークデバイス 2はアプリケーションをダウンロードするが、 アクセス先のサーバの設定によっては、他のアドレスへジャンプするよう要求され、ジ ヤンプ先のサーバからアプリケーションが供給されることがある。

[0067] このような場合、ユーザにより入力されたアドレスや BD- ROM100に記録されている アドレスの ccTLD力 非公認アプリの供給が許可される国や地域であるにもかかわら ず、ジャンプ先のアドレスの ccTLD力 非公認アプリの供給が許可されていない国や 地域であるために、ユーザの予想に反して、非公認アプリの連動再生が制限される おそれがある。

そこで本実施形態に係る再生装置は、アクセス先が他のアドレスへジャンプする前 に、アクセス先の変更をユーザに確認する接続先変更処理を実行する。

[0068] 図 11は、第 3実施形態に係る再生装置 200の内部構成を示す図である。第 3実施 形態に係る再生装置 200は、図 3の構成に、アプリケーション取得制御部 14、及び 提示部 15を追加した構成である。

アプリケーション取得制御部 14は、ネットワークデバイス 2によるネットワークアクセス を監視し、他のアドレスへアクセス先がジャンプしようとした場合に、接続先変更処理 を実行する。

[0069] 提示部 15は、アクセス先がジャンプすることを警告する警告表示を生成し、テレビ 4 00へ出力する。

以上が、第 2実施形態に係る再生装置 200の構成である。

続いて、アプリケーション取得制御部 14による接続先変更処理の詳細について説 明する。図 12は、接続先変更処理の処理手順を示すフローチャートである。

[0070] 接続先変更処理は、現在アクセスしているサーバから他のアドレスへジャンプする よう指示された場合に、 S61〜S63の処理を経て図 13の（a)、及び（b)の何れかの 警告表示を画面出力させ、警告表示に対するユーザ操作に応じて、ネットワークデ バイス 2にアクセス先の変更を実行させるか（S68)、ネットワークデバイス 2にネットヮ ークアクセスを中止させる（S68)ものである。

[0071] S61は、現在アクセスしているサーバ力 他のアドレスへジャンプするよう指示され た場合に、ジャンプ先に指定されたアドレスをネットワークデバイス 2から取得する処 理であり、 S62は、取得したアドレスを用いてリージョン推定処理により、アプリリージョ ンを推定する処理である。

S63とは、推定されたアプリリージョン力 ディスクリージョン、及び装置リージョンと 一致するか否かの判定である。 S63が Yesであれば、アプリケーション取得制御部 1 4は、図 13の（a)に示す警告表示を提示部 15に出力させて、ユーザの確認操作を 待ち受ける（S64)。これにより、ユーザが意識しないうちに未知のサーバへアクセス することを予防することができる。

[0072] 一方、 S63が Noであれば、アプリケーション取得制御部 14は、図 13の（b)に示す 警告表示を提示部 15に出力させて、ユーザの確認操作を待ち受ける（S65)。これに より、連動再生が制限される非公認アプリを取得する前に、取得するか否かの確認を 受けることが出来る。

S66は、それぞれの警告表示に対するユーザ操作力 ネットワークアクセスの継続 を指示するものである力、ネットワークアクセスの中止を指示するものであるかを判定 する処理である。 [0073] 以上のように、本実施形態によれば、ジャンプ前にジャンプ先のアドレスを用いて連 動実行の可否を判定するので、無用なネットワークアクセスを抑制する効果がある。 また、ユーザは、アプリケーションの取得前に連動実行の可否を知ることができるので 、連動再生できない無駄な非公認アプリを取得する手間を省くことが出来る。

さらに、意図しないサーバから取得したアプリケーション力 コンピュータウィルス等 の不正な挙動を行うアプリケーションであるおそれや、不用意に未知のアドレスへ接 続することで、フィッシング等の予期せぬ被害を受けるおそれがあるが、本実施形態 によれば、ジャンプ前にジャンプ先のアドレスを提示することでユーザに注意を促し、 このような被害を未然に防ぐことができる。

(第 4実施形態）

従来、光ディスクに記録されたコンテンツの販売では、先ず英語圏で先行して該当 地域のリージョンコードを割り当てた光ディスクを頒布し、時期を遅らせて非英語圏で 該当地域のリージョンコードを割り当てた光ディスクを頒布すると ヽぅビジネス手法が 採用されている。第 4実施形態は、地域によって公認アプリの頒布時期を遅らせるビ ジネス手法に関する。

[0074] 地域によって公認アプリの頒布時期を遅らせる場合、供給サーバは、公開日が過 ぎた地域のリージョンコードを付して、公認アプリを供給する。例えば、 4月 1日に米国 で公開され、 5月 1日に日本で公開される予定の公認アプリは、 4月中にダウンロード すると、米国向けのリージョンコード「1」のみが付されており、 5月 1日以降にダウン口 ードすると、米国向けの「1」と日本向けの「2」との両方のリージョンコードが付されて いる。

[0075] 第 4実施形態に係る再生装置 200は、公認アプリの連動再生が制限された場合、 次回にコンテンツの再生を試みる際に、公認アプリを再取得する。これにより、公認ァ プリの公開日が過ぎて力 コンテンツの再生を試みると、公認アプリが連動再生され る。

図 14は、第 4実施形態に係る再生制御処理の処理手順を示すフローチャートであ る。図 14のフローチャートは、図 5に示すフローチャートと比較して、 S73、 S75、及 び S80の処理手順が追加されて!、る。 [0076] 図 5に示すフローチャートの S3では、連動再生に用いるアプリケーションとして、口 一力ルストレージ 3から読み出されたアプリケーションが取得されていた。

本実施形態では、 S73において、ローカルストレージ 3から読み出されたアプリケー シヨンに、後述の「再取得フラグ」が付加されている力否かが判定される。 S73が No であれば、図 5のフローチャートと同様に、ローカルストレージ 3力も読み出されたァプ リケーシヨンが取得されるが（S74)、 S73が Yesである場合には、ネットワークデバイ ス 2にアプリケーションの再取得が指示され、供給サーノ からアプリケーションがダウ ンロードされる（S75)。ここでダウンロードされるアプリケーションは、装置 Zデイスリー ジョンにより示される所定地域での公開日が過ぎていなければ、ローカルストレージ 3 に記録されているアプリケーションと同じものである力 所定地域での公開日が過ぎ ていれば、ローカルストレージ 3に記録されているアプリケーションに、所定地域のリ 一ジョンコードが追加されて 、る。

[0077] 「再取得フラグ」とは、アプリケーションの再取得を指示する情報であり、 S78の判定 でアプリリージョン、ディスクリージョン、及び装置リージョンの三者が一致せず、連動 再生が制限された場合に（S78:No)、 S80の処理において、ローカルストレージ 3に 記録されているアプリケーションに付加される情報である。

以上のように本実施形態によれば、公開日前に公認アプリを取得したために連動 再生が制限されたとしても、次回再生時に公認アプリが再取得されるので、次回再生 時が公開日を過ぎた時点であれば、ユーザは、公認アプリの再取得を意識すること なぐ公認アプリが連動したコンテンツの再生を楽しむことが出来る。従って、公認ァ プリを再取得するために、公開日を確認して再生装置 200を操作する必要がなぐュ 一ザの手間を軽減することが出来る。

(その他の変形例）

本発明を上記の実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施形態 に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。

[0078] (1)本発明は、上記の実施形態で説明したフローチャートの処理手順が開示する 再生方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンビ ユータプログラムであるとしてもよ 、し、前記コンピュータプログラムからなるデジタル 信号であるとしてもよい。

また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ 読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、 CD-RO M、 MO、 DVD, DVD-ROM, DVD -RAM, BD (Blu— ray Disc)、半導体メ モリなど、〖こ記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前 記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。

[0079] また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信 回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送 等を経由して伝送するものとしてもよい。

また、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録し て移送することにより、又は前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を前 記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムに より実施するとしてもよ 、。

[0080] また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって 、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサ は、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。

(2)本発明は、再生装置の制御を行う LSIとしても実施可能である。このような LSI は、図 3に示すネットワークデバイス 2、装置リージョン保持部 4、連動コンテンツ生成 部 5、再生部 6、地域情報保持部 7、マイコンシステム 8、図 9に示す条件情報保持部 13、及び図 11に示すアプリケーション取得制御部 14、提示部 15の各機能ブロックを 集積ィ匕することで実現できる。これらの機能ブロックは、個別に LSI化されても良いし 、一部または全てを含むシステム LSIとして実現してもよ 、。

[0081] また、集積ィ匕の手法は LSIに限るものではなぐ専用又は汎用プロセッサで実現し てもよい。 LSI製造後にプログラムすることが可能な FPGA (Field Programmable Ga te Array)や、 LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブ ル-プロセッサを利用してもよい。更には、半導体技術の進歩又は派生する別技術に より LSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然その技術を用いて集積 化を行っても良い。このような技術には、バイオ技術の適応等が可能性としてありえる [0082] (3)全ての実施形態では、再生装置が保持する地域情報は、再生装置の製造時 にメーカーによって登録されるとし力 地域情報は、ユーザにより設定されるとしても よい。

(4)第 1、及び第 2実施形態で、非公認アプリの連動条件が光ディスクに記録されて いる形態、及び、再生装置に記録されている形態について説明したが、連動条件は

、光ディスク、及び再生装置の何れか一方に限らず、両方に記録されていてもよい。

[0083] このような場合には、何れか一方の連動条件にのみ従って連動再生を制限してもよ V、し、双方の連動条件で共に許可された場合にのみ連動再生を許可するとしてもよ い。

(5)本発明において、サーバの所在を示す情報は、上記の実施形態で光ディスク に記録されている許可アドレスのように、サーバを 1つずつ指定する情報であってもよ いし、上記の実施形態で再生装置に保持されている地域情報のように、属性により複 数のサーバを指定する情報であってもよい。これらの情報は、光ディスク、及び再生 装置の何れに記録されているとしてもよい。例えば、コンテンツ毎に適用する地域情 報が光ディスクに記録されているとしてもよいし、全てのコンテンツに汎用的に適用す る許可アドレスが再生装置に記録されて 、てもよ 、。

[0084] (6)全ての実施形態では、許可アドレス、及び、地域情報を用いて、非公認アプリ の提供元として許可されるサーバのアドレス、及び、非公認アプリの提供元として許 可される国、地域を示すとしたが、非公認アプリの提供元として許可するサーバを限 定する情報であれば、他の情報を用いてもよい。例えば、非公認アプリの提供を禁止 するサーバのアドレスを示す不許可アドレスや、非公認アプリの提供を禁止する国、 地域を示す禁止地域情報を用いるとしてもよ 、。

[0085] (7) BD-ROMのリードイン領域にリージョンコードが記録されているとした力 これは DVDとの互換を意図したためであり、リージョンコードは他の領域に記録されていても よい。

また BD-ROMに複数のコンテンツが記録されている場合には、それぞれのコンテン ッに対応してリージョンコードが記録されているとしてもよい。このような場合には、コ ンテンッ毎にアプリケーションとの連動再生が制御される。

[0086] (8)全ての実施形態では、本発明に係る光ディスクを BD-ROMとして実施した力 こ の特徴は、 BD-ROMの物理的性質に依存するものではない。どのような記録媒体で あってもよい。例えば、 DVD - ROM.DVD - RAM.DVD - RW.DVD - R,DVD+RW,DV D+R,CD— R,CD— RW等の光ディスク、 PD,MO等の光磁気ディスクであってもよい。 また、コンパクトフラッシュカード、スマートメディア、メモリスティック、マルチメディア力 ード、 PCM— CIAカード等の半導体メモリカードであってもよい。フレシキブルディスク 、 SuperDisk,Zip,Clik!等の磁気記録ディスクであっても!/、し、 ORB,Jaz,SparQ,SyJet,E ZFley,マイクロドライブ等のリムーバルハードディスクドライブであってもよい。更に、機 器内蔵型のハードディスクであってもよ 、。

[0087] (9)全ての実施形態では、本発明に係る再生装置は、割り当てられたリージョンコ ードを書き換え不能な状態で保持しているとしたが、 自装置の状態に応じてリージョ ンコードを書き換えるとしてもよ 、。

例えば、 DHCPサーバから取得した自装置の IPアドレスや、 GPS等を用いて取得 した地理情報等力 推定したリージョンコードを、装置リージョンとして保持するとして もよい。あるいは、過去に再生したコンテンツで字幕として選択した言語や、メニュー 画面に用いた言語から推定したリージョンコードを装置リージョンとして保持するとし てもよい。

[0088] (10)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよ!/、。

産業上の利用可能性

[0089] 本発明は、アプリケーションと連動させて、光ディスクに記録されたコンテンツを再生 する再生装置等に適用できる。

Claims

請求の範囲

[1] サーノ から供給されたアプリケーションプログラムの実行と連動させながら、光デイス クに記録されたコンテンツを再生する再生装置であって、

光ディスクからリージョンコードを検出する検出手段と、

サーノ から供給されたアプリケーションプログラムの出所に基づいてリージョンコー ドを推定する推定手段と、

再生装置自体に割り当てられているリージョンコードと、光ディスク力 検出されたリ 一ジョンコードと、推定手段により推定されたリージョンコードとがー致しなければ、ァ プリケーシヨンプログラムの実行と連動させたコンテンツの再生を制限する制限手段と を備えることを特徴とする再生装置。

[2] 前記推定手段は、前記アプリケーションプログラムに割り当てられているリージョンコ ードを、推定結果として用いることを特徴とする請求項 1に記載の再生装置。

[3] 再生装置はさらに、前記サーバから供給されるデジタル署名情報に基づいて、前 記出所の正当性を判定する判定手段を備え、

前記推定手段による前記アプリケーションプログラムに割り当てられているリージョ ンコードの使用は、前記判定手段により前記出所が正当であると判定された場合に なされること

を特徴とする請求項 2に記載の再生装置。

[4] 前記出所とは、前記サーバの所在であることを特徴とする請求項 1に記載の再生装 置。

[5] 再生装置はさらに、

アプリケーションプログラムの供給元として許可する所在を示す許可情報を保持し て ヽる許可情報保持手段を備え、

前記推定手段は、前記サーバの所在が、前記許可情報により示される所在に含ま れる場合に、前記光ディスク力 検出されたリージョンコード、及び、再生装置自体に 割り当てられているリージョンコードの何れかと同じリージョンコードを、推定結果とす ること

を特徴とする請求項 4に記載の再生装置。

[6] 前記許可情報は、地域名を用いて前記許可する所在を示す

ことを特徴とする請求項 5に記載の再生装置。

[7] 前記許可情報は、ネットワーク上のアドレスを用いて前記許可する所在を示す

ことを特徴とする請求項 5に記載の再生装置。

[8] 前記光ディスクにはさらに、アプリケーションプログラムの供給元として許可する所 在を示す許可情報が記録されており、

再生装置はさらに、光ディスクから許可情報を検出する情報検出手段を備え、 前記推定手段は、前記サーバの所在が、前記許可情報により示される所在に含ま れる場合に、前記光ディスク力 検出されたリージョンコード、及び、再生装置自体に 割り当てられているリージョンコードの何れかと同じリージョンコードを、推定結果とす ること

を特徴とする請求項 4に記載の再生装置。

[9] 前記許可情報は、地域名を用いて前記許可する所在を示す

ことを特徴とする請求項 8に記載の再生装置。

[10] 前記許可情報は、ネットワーク上のアドレスを用いて前記許可する所在を示す

ことを特徴とする請求項 8に記載の再生装置。

[11] 前記推定手段は、前記サーバのドメイン名に含まれるカントリーコードトップレベル ドメインにより示される国を、前記サーバの所在として、当該国に応じたリージョンコー ドを推定結果とすること

を特徴とする請求項 4に記載の再生装置。

[12] 前記推定手段は、前記アプリケーションプログラムの供給を受ける際に、供給を受 けるための接続先力 異なるカントリーコードのアドレスへ変更される度に、前記推定 を実行すること

を特徴とする請求項 11に記載の再生装置。

[13] 前記アプリケーションプログラムには、前記サーバにおいて、供給時期に応じたリー ジョンコードが割り当てられており、

再生装置はさらに、前記制御手段により、前記アプリケーションプログラムの実行と 連動させたコンテンツの再生が制限された場合、前記コンテンツを次に再生する際に 、前記アプリケーションプログラムの供給を再度受ける再取得手段を備えること を特徴とする請求項 1に記載の再生装置。

[14] サーノ から供給されたアプリケーションプログラムの実行と連動させながら、光デイス クに記録されたコンテンツを再生する再生装置を制御する集積回路であって、 光ディスクからリージョンコードを検出する検出手段と、

サーノ から供給されたアプリケーションプログラムの出所に基づいてリージョンコー ドを推定する推定手段と、

再生装置自体に割り当てられているリージョンコードと、光ディスク力 検出されたリ 一ジョンコードと、推定手段により推定されたリージョンコードとがー致しなければ、ァ プリケーシヨンプログラムの実行と連動させたコンテンツの再生を制限する制限手段と を備えることを特徴とする集積回路。

[15] リージョンコードが割り当てられている再生装置において、サーバから供給されたアブ リケーシヨンプログラムの実行と連動させながら、光ディスクに記録されたコンテンツを 再生する再生方法であって、

光ディスクからリージョンコードを検出する検出ステップと、

サーノ から供給されたアプリケーションプログラムの出所に基づいてリージョンコー ドを推定する推定ステップと、

前記再生装置に割り当てられているリージョンコードと、光ディスク力 検出されたリ 一ジョンコードと、推定手段により推定されたリージョンコードとがー致する場合に、ァ プリケーシヨンプログラムの実行と連動させたコンテンツの再生を許可し、一致しな ヽ 場合に、アプリケーションプログラムの実行と連動させたコンテンツの再生を制限する 制御ステップと

を含むことを特徴とする再生方法。

[16] リージョンコードが割り当てられているコンピュータにおいて、サーバから供給された アプリケーションプログラムの実行と連動させながら、光ディスクに記録されたコンテン ッを再生させる再生プログラムであって、

光ディスクからリージョンコードを検出する検出ステップと、

サーノ から供給されたアプリケーションプログラムの出所に基づいてリージョンコー ドを推定する推定ステップと、

前記再生装置に割り当てられているリージョンコードと、光ディスク力 検出されたリ 一ジョンコードと、推定手段により推定されたリージョンコードとがー致する場合に、ァ プリケーシヨンプログラムの実行と連動させたコンテンツの再生を許可し、一致しな ヽ 場合に、アプリケーションプログラムの実行と連動させたコンテンツの再生を制限する 制御ステップと

をコンピュータに実行させることを特徴とする再生プログラム。